家づくりの進め方
木の家づくりは木材の自然乾燥を手で刻み、組み上げていく大工の手間など、丁寧な家づくりには『どうしても欠かせない』プロセスがあります。それらのプロセスを積み上げていくと、工事着工までの設計作業に約6ヶ月、工事に約6ヶ月かかります。
スケジュール
内容 | 設計監理費用 | 建築工事費用 | ||
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計画 | 顔合わせ | ご連絡頂いて、設計者が住まい手のご要望を伺います。その後敷地を見に行き、周辺の環境もチェックします。 設計者は役所で法規的情報の収集を行います。 | 無料 | |
提案 | 住まい手の要望を基に、暮らし方(間取りプラン)、立面図(家の顔づくり)を提案します。一緒に家具の配置も考えます。 | プレゼンテーション費用として20万円(ただし、契約成立の場合は設計に含める) | ||
設計 | 設計契約 | プレゼンテーション案を納得された段階で、正式な設計契約を結びます。 | 設計契約時に、設計の10%の支払い(設計料は工事費の8~15%) | |
基本設計 | パースもしくは模型でどのような家になるのか説明をし、概算見積りを行います。 | |||
実施設計 | さらに詳しく要望等を打合せしながら、実際に家を建てるのに必要な図面を作成します。 | 実施設計完了後に設計料の60%のお支払い | ||
確認申請 | 役所に申請図面を提出し、建築許可を取得します。 | 確認申請手数料 | ||
見積依頼 見積調整 |
工務店に見積りを依頼し、工事施工業者を決めます。見積りを調整し、予算に応じて実現可能なものにします。 | |||
設計監理 | 工事契約 | 工事費の見積金額と予算が合ったところで、住まい手と施工業者との間で工事契約を結びます。 | ||
木材の発注 | 発注した木材の検査に行きます。 | |||
工事着工 | 着工時に、住まい手・施工業者・設計者のみんなで工事の無事を祈願します。 | 工事費用の支払い(着工時に工事費の30%の支払い) |
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刻み | 基礎工事が現場で進行している間、大工は作業場で構造材の継手・仕口の確認など、構造図面を使って綿密に打合せします。 | ↑↑ 工務店と相談で時期は変更できます | ||
工事 | 建て方 | 刻みあがった構造材を組み上げ、家の骨組が完成します。工事中で一番の見どころです。組みあがったところで「上棟式」を行います。 | ||
造作工事 | 屋根をかけた後、天井・床・家具などを作ります。 | |||
仕上工事 | 完成に向けて壁を仕上げ、建具を入れます。将来のメンテナンスの訓練のためにも、住まい手も関われる部分はできるだけ参加します。 | |||
竣工 引き渡し |
完成後、役所の検査があります。設計者・建て主の完成検査の後、引き渡しをします。 | 完了検査手数料 引き渡し後に設計料の残金の支払い |
引き渡し後に工事費の残金の支払い |